15. 「Helios-44M 58mm f2」ボケフォト的 作例
今回はM42マウントレンズの「Helios-44M 58mm f2」の作例をご紹介していきます。こちらもオールドレンズの定番的レンズですが、特に有名なのがグルグルボケが出るレンズとしてです。元々はカールツァイスのビオター58mm f2のコピーレンズで旧ソ連で製造されたロシアンレンズです。このHelios44シリーズはバージョンが結構あり、特に有名なのが44-2ですが私の所有しているのは44Mになります。
詳細についてはサンライズカメラさんが詳しく解説していますので、そちらをご参照下さい。 https://sunrise-photo.net/?p=51645
また、各種一眼レフやミラーレスカメラに装着可能ですので、詳しくは過去記事の「マウントアダプターについて」をご参照下さい。
機材撮影 PENTAX K-5 II s + SIGMA MACRO 70mm F2.8 EX DG
作 例
* 画像は露出、彩度、明瞭度などの微調整をしています。全画像開放絞りです。
平面を見てみると、中心部は解像していますが周辺にいくに従ってピントがズレてきてグルグルも確認できます。また、周辺減光も結構あります。
背景はざわざわグルグルしていて、ややバブルぼけぎみですね。
木漏れ日などぐるぐるする要素がなければ、ごく普通のオールドレンズ。
周辺部の玉ボケはレモン型になりグルグルしているのが見て取れます。
近接時の前ボケは柔らかいです。
グルグルボケと前ボケを合わせると、、、
ヘリコイドを使用した近接時の描写は、ピントの解像度もありボケも柔らかいですね。
逆光時のオールドレンズらしい描写。
条件がハマるとフレアーゴーストは盛大にでます。
まとめ
中心部の解像度はそれなりにあり、ぐるぐるボケ、周辺減光、像面湾曲などがあり、ちょっと癖がありますが、その辺になれれば素敵な作品撮りができるおすすめのロシアンオールドレンズです。
過去のfacebook投稿分の閲覧とPIXTA登録作品の閲覧と購入ができるリンクを貼っておきますので、ご興味のある方は覗いてみて下さい。
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