「ボケフォト  大好き!」

ボケフォトの撮影方法、作例や機材の紹介

8. 光の扱いについて

写真を撮影する際に大事なことがあります。それは「光」です。なぜなら、写真は「光の芸術」といわれていて、光があるので画像ができるのであって、真っ暗では成立しません。何が言いたいのかといえば、作品づくりには「光の捉え方」が大切だということです。

今回は、光の種類と特徴について解説していきたいと思います。まず、大きく分けて、4種類あります。

1.  順 光 2.  逆 光 3. サイド光 4. 半 逆 光

  1. 順光は、太陽が被写体の正面から当たっている状態で、光が平均的に当たり失敗が少なく奇麗に撮れます。ただ、面白みに欠ける欠点があります。

  2. 逆光は、太陽が被写体の後ろから当たっている状態で、花びらが透過光で輝きドラマチックな表現ができますが、正面が暗くなるので、露出補正やレフ板、ストロボによる補助光が必要になる場合も多く、初心者には難しい光となります。また、ハレ切り等の光のコントロールが必要な場合も出てきます。
  3. サイド光は、被写体の橫から太陽が当たっている状態で、立体感が出る反面、陰がキツく出るので、優しい花のイメージにはあまり合いません。陰を薄くする工夫が必要になるかもしれません。

  4. 半逆光は、逆光とサイド光の中間に太陽が位置する状態で、光のコントロールが必要な場合があるので、やはり、初心者には難しい光線状態といえると思います。

順  光   通常は絞り込みますが、ボケフォトは開放 少し絞っているかも?

SONY α7Ⅱ  SIGMA SUPER-WIDEⅡ 24mm f2.8  絞り 不明

逆  光  やや右寄り

SONY α7Ⅱ Domiplan 50mm F2.8 開放

サイド光  花は順光ですが、幹がサイド光です

SONY α7Ⅱ Tokita AT-X 24-40mm f2.8 開放

半 逆 光  やや左後ろから光が当たっています

SONY α7Ⅱ  TAMRON SP AF 90mm f2.8 Di MACRO 開放

<まとめ>

では、花の優しさを表現するのに一番適した光の状態は何がいいのか?という質問が飛んできそうですが、私のお勧めは「花曇り」です。

花曇りは、曇りでも明るめの曇りの日です。野外は太陽の一灯ライティングですので、晴れの日は直射光がキツく陰が出やすくなります。室内ではディフューザー等で光を柔らかくしてキツい陰を調整していますが、野外では雲がその役目を果たします。

雨が降りそうな位暗めの曇りでは、青みかかってしまいAWBでもなかなか正確に補正しきれないと思います。なので、明るめの薄曇りであれば太陽光に近い発色をすると思います。

花曇り

SONY α7Ⅱ  TAMRON SP 90mm f2.5 MACRO (52BB) 開放

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