写真を撮影する際に大事なことがあります。それは「光」です。なぜなら、写真は「光の芸術」といわれていて、光があるので画像ができるのであって、真っ暗では成立しません。何が言いたいのかといえば、作品づくりには「光の捉え方」が大切だということです。
今回は、光の種類と特徴について解説していきたいと思います。まず、大きく分けて、4種類あります。
1. 順 光 2. 逆 光 3. サイド光 4. 半 逆 光
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順光は、太陽が被写体の正面から当たっている状態で、光が平均的に当たり失敗が少なく奇麗に撮れます。ただ、面白みに欠ける欠点があります。
- 逆光は、太陽が被写体の後ろから当たっている状態で、花びらが透過光で輝きドラマチックな表現ができますが、正面が暗くなるので、露出補正やレフ板、ストロボによる補助光が必要になる場合も多く、初心者には難しい光となります。また、ハレ切り等の光のコントロールが必要な場合も出てきます。
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サイド光は、被写体の橫から太陽が当たっている状態で、立体感が出る反面、陰がキツく出るので、優しい花のイメージにはあまり合いません。陰を薄くする工夫が必要になるかもしれません。
- 半逆光は、逆光とサイド光の中間に太陽が位置する状態で、光のコントロールが必要な場合があるので、やはり、初心者には難しい光線状態といえると思います。
順 光 通常は絞り込みますが、ボケフォトは開放 少し絞っているかも?
逆 光 やや右寄り
サイド光 花は順光ですが、幹がサイド光です
半 逆 光 やや左後ろから光が当たっています
<まとめ>
では、花の優しさを表現するのに一番適した光の状態は何がいいのか?という質問が飛んできそうですが、私のお勧めは「花曇り」です。
花曇りは、曇りでも明るめの曇りの日です。野外は太陽の一灯ライティングですので、晴れの日は直射光がキツく陰が出やすくなります。室内ではディフューザー等で光を柔らかくしてキツい陰を調整していますが、野外では雲がその役目を果たします。
雨が降りそうな位暗めの曇りでは、青みかかってしまいAWBでもなかなか正確に補正しきれないと思います。なので、明るめの薄曇りであれば太陽光に近い発色をすると思います。
花曇り
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